18th WG
↑ 2023年10月10日 早朝から派遣された州空軍のF-15Cを引き連れて、訓練空域に向かう18th WGのF-15C。まだ、こんな元気な姿を見れるとは思わなかった。18th WGの司令官指定機84-0025が帰国してしまった後、残るコマンダー指定機はこの85-0119のみとなっている。新選組の近藤勇亡き後、奮闘する副長土方歳三のような存在に見えてきた。
↑ 嘉手納地元の情報では、18th WGのスタッフも、アメリカ本国にF-15EX イーグルⅡの研修参加組がいるらしく、若し順調にF-15EXと予算が確保されて、生産機数が3桁になれば、期待通りに嘉手納基地配備が実現するかもしれない。但し、私はその場合でも恐らくはF-35A等のステルス機との組み合わせ配備になるのではと予想する。
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↑ 2024年3月時点でも、まだ10機に満たない程度のF-15Cが嘉手納に残っているようで、州空軍の機体と随伴で訓練スケジュールを消化していた。
↑ 不思議なものである、恐らく”ZZ”のF-15C/Dを見る事が出来る最後の機会であろう今回の嘉手納行で、初めて撮ったF-15Cがこの機番である。18th WGの機体が総入れ替えして15年間で一度もお会いしたことが無かったこのF-15C/82-0019。こんな事もあるのだ・・・・
↑ ルイジアナ州空軍から派遣されたF-15Cを引き連れて戻ってきた18th WGのF-15C。州空軍機の機体の中には、少なからず昨年まで嘉手納にいた機体が混じっていた。1年も経たず、マーキングを変えて里帰りである。
Wings
久々にタッチダウンの”ひねり”を狙って、撮影ポイントへ移動、幸い1機が右旋回で良い”ひねり”を見せてくれた。
↑ 引き連れる州空軍の機体がノータンなのに比べ、18th WGのF-15Cは全て2本タンク装着、しかも離陸は極めて低い。
↑ 2023年6月26日 嘉手納基地を離陸の為タキシーする67th FSのF-15C/81-0032。この時は3日間で目撃した同隊のF-15C/Dはこの1機だけであった。
F-15C/D in 2023 -24 (Eagles Last Year)
2023年10月までに3度 嘉手納基地を訪れた私であるが、毎回”ZZ”の機体を目にすることが少なくなっていた。アメリカ本国、欧州米空軍、アラスカ等の基地から派遣されてくる戦闘機部隊が訓練の主体を担い、第18航空団のF-15C/Dは、今年末までに本国に帰還するか、飛行時間の残っていない機体は、嘉手納基地で解体されて那覇港からスクラップが本国に戻っているらしい。そんな中、僅かであるが州空軍派遣組と共同訓練に出かけた最後のF-15C/Dの姿をお届けしたい。(2023年10月 記)